常泉寺

三椏(みつまた)見頃3月中旬~4月上旬

中国原産、山地に栽培されるジンジョウゲ科の植物。 高さは2~3m。たいへん良い香りがあり、枝が三又状にでるのでこの名があります。 樹皮は優良な和紙の原料で、楮(こうぞ)、雁皮(がんぴ)と共に紙幣や地図に重要です。

當山には、参道と境内にに数多の三椏の木があり、平地で咲く三椏としては日本一です。
平成7年3月に「かながわ花の名所100選」に選定されました。初秋につぼみをつけ、つぼみのまま越冬し、葉は落葉します。3月中頃に赤と黄色の花が開花します。

今から約30年前に、書に使用する和紙の原料であり、お寺に似合う花という住職の考えで植栽されました。3月中旬から参道と境内は三椏の花々で埋め尽くされます。参道は『花浄土への道』と呼ばれています。

又、この時期は「緋寒桜」「さんしゅう」「桃(てるてひめ)」「かたくり」など、多種の花が咲き乱れ、花模様のじゅうたんの様になります。


白い彼岸花 見頃9月中旬~下旬

多年草の植物で高さは30~50cm。
葉はやや厚く光沢がありやわらかい。花後に群生し翌年枯れる。花は秋、鱗茎をさらして、でんぷんをとり食用にすることがある。和名は秋の彼岸の頃咲くからいう。別名は赤花を表す梵語で曼珠沙華ともいう。

當山の彼岸花は赤花と白花が境内のあちらこちらに咲きます。白色は繁殖力が弱く大変珍しいとされており、、赤色より少し早く咲きます。彼岸花の関東三大名所の一つと言われています。この時期は、秋の花、「萩」「おみなえし」「われもこう」「すすき」「しゅうかいどう」などが咲きます。

彼岸花が終わると、10月下旬ころから同じひがんばな科の植物で「ネリネ」が咲きます。ネリネは彼岸花と違い花が咲いている時に葉がでてきます。花の色も 赤、ピンク、白と鮮やかなものが多く、彼岸花より大きめの花が咲きます。


四季の花

境内には、四季折々の花が咲きます。上の写真は、境内の代表的な花です。いつ訪れても、季節ごとに日本の花を楽しめるように数百種類の草花が植えられています。