発願した時から30余年を経て、元号も昭和から令和へと流れた今年の四月に漸(ようや)く念願が叶い、一人の石彫家が彫った五百羅漢が當山境内に納まりました。
1988年に石彫家倉田辰彦先生と発願して、夢のような作業に取り掛かり、実を結びました。
国内では一人の石彫家が制作した五百羅漢はまれであると思います。
心温まる羅漢様の御姿に少しでも御参拝の方々の御心を和ませる事ができればと、祈るばかりです。
この良きご縁を記念して奈良県立美術館館長である籔内佐斗司先生に御朱印を作成して頂きました。是非、ご縁をお結びください。
多年に渡る数多の方々の御協力御支援に心より深謝を申し上げます。 合掌
花のお寺 常泉寺
二十四代 青蔭 文雄 拝
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「石に心を刻む」
1988年頃から羅漢様を彫らせていただくことになりました。
五百羅漢とは、仏陀に付き添った五百人の弟子といいますので、私なりの表現や常泉寺様の特徴を踏まえて彫ることを心掛けました。
常泉寺様といえば、花のお寺や河童のお寺で知られています。河童と仲の良い羅漢の姿や、人で例えれば容姿・人種等の差別なく平和な世界を考えて彫ったものです。
仏道の厳しい修行の姿、修行後の一息ついた形などに彫られた羅漢様は、御参拝の方々の自由な心で理解して頂き、生きる楽しさを感じて頂ければ幸いです。
一般社団法人群馬県作家協会会員
日本石仏協会会員
倉田辰彦
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